LoRaWAN®Fukuoka City LoRaWAN®
Fukuoka City LoRaWAN®とは?
Fukuoka City LoRaWAN®※1とは、福岡市さまによる施策のもとNTTビジネスソリューションズが構築した大規模なIoTネットワーク環境です。
無償での実証環境利用として提供しておりましたが、2020年4月からはご提供エリアを再整備し、有償のLoRaWAN®サービスとしてご利用いただけます。
詳細はお問い合わせください。
- ※1 半導体メーカーのセムテック、IBMなどの「LoRa Alliance®」メンバーが策定したIoT 向け通信規格のひとつ。LoRaWAN®の名称は、Semtech Corporation の登録商標です。
参入各社ご紹介
株式会社ぷらっとホーム 様
Fukuoka City LoRaWAN®実証実験参加の目的
IoTビジネス開発部 後藤敏也 部長
創業以来、国内コンピューター分野およびオープンソース分野で革新を続けてきたぷらっとホーム様。
中でも自社の製品である、IoT ゲートウェイ「OpenBlocks® IoT Family」は、Bluetooth Low-Energy (以下、BLE) やEnOcean ・Wi-SUN※1など様々なIoT デバイスからデータ収集が出来る製品で、上流ネットワークとの通信ではWLANやEthernet、LTE ・3G ・LoRaWAN®※2通信等にも対応している。
昨今ではスマートシティなどにおける活用の期待から採用例が多く、中でも特に増加しているのがIoTの通信手段として注目されているLoRaWAN®対応についての問い合わせだ。
IoTビジネス開発部部長の後藤敏也氏(=写真、以下、後藤氏)は「LoRaWAN®対応のIoTゲートウェイとIoT プラットフォームを使ったソリューションについて、実環境でのフィールドテスト実施による品質の確立や有効性の確認が急務でした。」と実証実験参加を決断した背景を語る。
- ※1 Wi-SUN はWi-SUN Alliance の登録商標です。
- ※2 半導体メーカーのセムテック、IBM などの「LoRa Alliance®」メンバーが策定したIoT 向け通信規格のひとつ。LoRaWAN® の名称は、Semtech Corporation の登録商標です。
ぷらっとホーム株式会社
設立 | 1993年3月 |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区九段北4-1-3日本ビルディング九段別館3F |
事業内容 | IoT ゲートウェイやIoTプラットフォームなどの 製品・サービス提供 |
職員数 | 43名(2017年3月31日現在) |
URL |
https://www.plathome.co.jp/ https://www.plathome.com/en/bx1g/(グローバルサイト) |
Fukuoka City LoRaWAN®実証実験の内容
ぷらっとホーム様のIoT ゲートウェイ
「OpenBlocks® IoT Family はIoT ゲートウェイに特化した製品で、拡張性にも優れています。
そのオプションとして、汎用性に優れかつ国内認証を取得したモデムモジュールであるLoRaWAN®通信モジュールを開発しました。」
後藤氏は自社の製品についてこう述べた上で、「そのためLoRaWAN®を活用していただけるパートナーを探しており、 それをいち早く解決したのが実証実験をサポートするFukuoka City LoRaWAN®でした」と説明する。
こうしてFukuoka City LoRaWAN®を活用する事により、OpenBlocks® IoT Family(LoRaWAN®オプション付) を用いたBLE センサーデバイス、およびEnOcean センサーデバイスから収集したデータをLoRaWAN®へデータ送信することや、ぷらっとホーム様の運用するIoT データプラットフォーム(PD Exchange)でAPI を介して他のLoRaWAN®ゲートウェイがデータを取得し活用する、といった実証実験が実現した。
LoRaWAN®にこれから期待すること
Fukuoka City LoRaWAN®の実証実験を通じて、LoRaWAN®を活用したIoTソリューションを確立したぷらっとホーム様。
後藤氏は、LoRaWAN®をはじめとしたLPWAの技術について、「あらゆる人やモノからのデータ収集など大量のデバイスを扱うケースに対応するために、今後も拡大していく」と期待を寄せ、「そのため実際に使用されるフィールドと同等の検証環境を利用できるFukuoka City LoRaWAN®は大変魅力的です。」と今回の取組みを振り返る。
今後は、「福岡市だけでなく、例えば東名阪地域などを始めとするカバーエリアの拡大に期待しています。そうすれば、実証実験後にその環境をそのまま商用利用へ、というように実証実験から本番導入までのスピードが加速していきます。またデータ収集に留まらずAI(人工知能)や機械学習といった先端技術を組み合わせ、NTTビジネスソリューションズと協業出来るソリューション提案の幅を拡大していきたいですね。」とその展望を描いている。