多様な働き方実現、および健康経営の推進に向けた取り組み
ダイバーシティ関連の認定(2024年1月29日時点)
えるぼし認定
2024年1月22日、「女性活躍推進法」に基づき、厚生労働大臣から女性の活躍推進に関する優良な企業として認定され、認定マーク「えるぼし(3段階目)」を取得いたしました。
大阪市女性活躍リーディングカンパニーの認証
「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証を取得いたしました。
「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援」「男性の育児や家事、地域活動への参画支援」について積極的に推進する企業等を、大阪市が一定の基準に則り認証します。
●2023年4月1日~2026年3月31日まで認証更新済み
PRIDE指標のゴールド認定
NTT西日本グループは、2023年11月、一般社団法人work with Prideが策定した企業・団体におけるLGBT等性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、2017年から7年連続でゴールドを受賞しています。
NTTビジネスソリューションズは、女性が個性と能力を十分に発揮できる環境、風土づくりをめざし、女性活躍推進の取り組みを実施しています。政府が推進する「女性活躍推進法(2016年4月1日施行開始)」についても「一般事業主行動計画」を以下の通りに定め取り組んでまいります。
「女性活躍推進法」
「次世代育成支援対策推進法」行動計画
【計画期間】
2023年4月1日~2026年3月31日
【数値目標】
- 2025年度末までに女性管理者比率15%達成
- 2025年度末までに男性社員の育児事由休暇取得率100%以上
【取り組み内容】
女性をはじめ、誰もが積極的なキャリア形成に向け、チャレンジできるよう、全員対象の意識改革と環境整備を実施
誰もが、ワークライフマネジメントを果たせる環境、風土づくり
- 女性社員のキャリア意識改革・スキル習得のための研修実施
- 上司から部下へのサポート力強化研修の実施
- 多様な働き方の実現に向けたリモートワークの推進
- 男性社員の育児休暇等の取得推進
- ※女性活躍推進行動計画については、以下のNTT西日本グループ各社と共に取り組んでいます。
(対象会社)西日本電信電話株式会社、NTTビジネスソリューションズ株式会社、株式会社NTTフィールドテクノ、株式会社NTTマーケティングアクトProCX、株式会社エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ西日本、NTT西日本ビジネスフロント株式会社、株式会社NTT西日本アセット・プランニング
LGBT等性的マイノリティへの理解醸成などの取り組み
NTT西日本グループでは、性的指向や性自認に関わらず、誰もが自分らしく生き、働ける組織、社会の実現をめざして、社員一人ひとりが持つ内面的な「ちがい」を「価値」として相互に尊重し合い、多様な人材が活躍できる環境づくりを推進しています。
NTT西日本 LGBT等性的マイノリティ
https://www.ntt-west.co.jp/diversity/lgbt/
健康経営の推進
基本的な考え方
社員およびその家族が心身ともに健康で、一人ひとりが意欲と活力を高めながら働き続けられる職場環境づくりに向けて、NTT⻄⽇本グループは「健康経営」を推進しています。
- ※1「健康経営」はNPO法⼈健康経営研究会の登録商標
- ※2 NTTビジネスソリューションズはNTT西日本グループの方針に則り、健康経営を推進
- ※3 本頁に記載の数値は、 NTTビジネスソリューションズ単体の実績
社員の健康維持に向けた取り組み
特定保健指導 対象者率 |
2023年度目標 | 2023年度実績 | 2024年度目標 | 関連するおもなSDGs |
---|---|---|---|---|
14.5%以下 | 18.5% | 18.2%以下 |
特定保健指導 完了率 |
2023年度目標 | 2023年度実績 | 2024年度目標 | 関連するおもなSDGs |
---|---|---|---|---|
55.0%以上 | 21.5% | 45.0%以上 | |
健康経営の推進体制
NTT⻄⽇本グループは、社員が⼼⾝ともに健康で、かつ安⼼して働き続けられる環境をつくり、社員の⽣産性‧モチベーションが向上するようグループ⼀体で戦略的に取り組んでいます。推進にあたっては本社総務⼈事部が推進責任者となり、健康管理センタと連携し、情報の発信や優良施策の展開、健康管理の指導等を実施しています。また、2018年度より「健康⽬標」を定め、視える化を図ったうえで健康経営を推進しています。
- ※4 NTTビジネスソリューションズの推進責任者はマーケティング戦略部
健康経営の推進体制
- ※5 各エリア・各グループ会社 → NTTビジネスソリューションズ(マーケティング戦略部)
社員の健康維持に向けた取り組み
社員一人ひとりの健康を維持するために、 NTT西日本グループは2023年度において特定保健指導対象者率14.5%以下、特定保健指導完了率55.0%以上を目標に掲げ、多岐にわたる取り組みを推進しています。
2023年度は NTT西日本グループにおいて特定保健指導対象者率が18.9%、特定保健指導完了率は20.2%といずれも目標を達成できませんでした。今後は健康管理センタ・各エリア・各グループ会社で連携を取り特定保健指導対象者への勧奨・実施徹底を行っていきます。
これまでのおもな取り組み
- 定期健康診断はもとより、希望者には⼈間ドックの受診機会を提供
- ⽣活習慣病やメタボリックシンドローム対策として健康管理センタと連携した特定保健指導の実施
- 社員とその家族が健康リテラシーを⾼め、健康保持‧増進に向けた⾏動変容を促すことを⽬的として「 NTT健康ポータルナビ」を導⼊
- 社員の健康意識の醸成に向けて、健康経営社内ポータルサイトを開設
- 運動機会を創出すべくグループ内の社員‧家族を対象としたウォーキングイベントを実施
- 簡易な問診を定期的に⾏うことで社員の変調を把握‧管理(セルフケア)するとともに、上⻑とのコミュニケーション(ラインケア)を促すしくみとして「パルスサーベイ」を導⼊
- ICTを活⽤し、24時間365⽇、専⾨医への健康相談や質問が可能となる「MyPatient Support Program」を導⼊
- 新型コロナウイルス感染症拡⼤防⽌の取り組みとして、従来対⾯で実施していた健康相談や保健指導のリモート化を推進
- 節⽬年齢の⼈間ドック受検者を対象とする「遺伝⼦検査」を導⼊
- 社員の健康リテラシー向上、メンタルヘルスリテラシー向上に資する「WEB配信型の健康/メンタルセミナー」を実施
- メンタルヘルス対策として、社員のセルフケア、上⻑のラインケア強化のための「ポケットカード」を配布
- 全社員を対象にしたアルコール障がい識別テスト(AUDIT)の実施
- NTT PARAVITA社と連携した睡眠計測トライアルの実施
2024年度の取り組み
- これまでの取り組みに加え、社員一人ひとりが、自らの健康状態を正しく理解し、健康目標を立てるなど、目的意識を持って行動することで心身の健康につながるよう、「健康診断の理解促進動画」の配信や「メンタルレジリエンスセミナー」、体験型適正飲酒セミナー等の実施より、社員一人ひとりの健康課題に対応した健康経営施策を推進
- また社員個々人の悩みにきめ細かく対応するため健康から法律相談まで複合的な相談ができる「あなたの健康コンシェルジュ」を提供し、社外相談窓口の充実を実施。さらには窓口の普及促進に向けた社内メッセージ発信、ステッカーの配布等を実施
特定保健指導対象者率
特定保健指導完了率
⾮喫煙率
健康経営ホワイト500を取得
NTTビジネスソリューションズは、経済産業省‧⽇本健康会議が主催し、特に優良な健康経営を実践している法⼈を選定する「健康経営優良法⼈2024」⼤規模法⼈部⾨(ホワイト500)に認定されました。
メンタルヘルスケア
厚⽣労働省が定めた「労働者の⼼の健康の保持増進のための指針」を踏まえ、メンタルヘルス対策に積極的に取り組んでいます。推進する「4つのケア」に基づくセルフケアとしてストレスチェックを実施するとともに、ラインケア研修を含めた各種研修に取り組んでいる他、社内外の医療スタッフによる健康相談窓⼝を設け、社内外で相談しやすい環境づくりに努めています。
2023年度に相談窓⼝に寄せられた相談件数は、約1,600件でした。
メンタルヘルス対策推進体制イメージ
ストレスチェック受検率
推進体制(安全労働)
NTT西日本グループは、労働安全衛生の確保を確実なものとするために、労働基準法および労働安全衛生法等の関係法令等や「安全管理規程」および「健康管理規程」に則り、各事業場において安全衛生管理体制を整備し、総括安全衛生管理者を選任、その配下に安全管理者、衛生管理者(小規模事業場では安全衛生推進者)を配置しています。
くわえて、常時従事する社員等が50人以上の事務所では、総括安全衛生管理者などで構成する安全衛生委員会を設置し、定期的に労働災害の発生状況や安全衛生に関する取り組み状況等について審議を行っています。各事業場の具体的な個別業務に応じた措置は、厚生労働省令に沿って対応を行うこととしており、 NTT西日本グループ全社員の健康診断の実施義務を徹底するとともに、長時間労働の把握・管理や低減に向けた施策を展開しています。
労働時間の適正化
NTT西日本グループは、フレックスタイム制、リモートワーク制度・サテライトオフィスの導入やセキュアFAT等のIT環境整備により、社員が自身の環境に合わせた柔軟な働き方を実現する等、自律的に、メリハリをつけた働き方を実践できる環境を整備しています。
さらに、パソコンのログオン・ログオフ時刻をシステム上に記録し、労働時間を適正に管理している他、フレックスタイム制等を活用し、生産性向上を促進することで過重労働の防止に努めています。長時間労働者に対しては産業医による面談を実施し、健康管理に向けた適切な助言・指導を行っています。
労働者の1カ月あたり平均残業時間
労働者の1カ月あたり 平均残業時間 (時間) |
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|---|
20.0 | 18.0 | 16.0 | 17.0 | 13.0 |
社員エンゲージメントの向上
社員エンゲージメント率 | 2023年度目標 | 2023年度実績 | 2024年度目標 | 関連する主なSDGs |
---|---|---|---|---|
対前年度比増 | 50% | 対前年度比増 | |
NTT西日本グループは、いきいきとした職場づくりに向け、風土改革の取り組みを進めています。その1つとして、毎年、職場風土状況の視える化を目的とした職場診断として、NTTグループ共通システムエクスペリエンスPFによる「エンゲージメント調査」を実施しています。
エンゲージメント調査のKPI
〜自発的な貢献意欲〜
① 当社では、仕事を成し遂げるために求められる以上の貢献をしようという気持ちになる
〜自社に対する愛着・誇り〜
②私は、当社を素晴らしい職場として、知人に勧めると思う
〜仕事のやりがい〜
③私は、仕事を通して個人として達成感を得ている