事例紹介ケアハウス グリーンライフ英水苑 様

事例概要

ケアハウス グリーンライフ英水苑様（以下、英水苑様）は、入居者への通話料金請求管理業務にＮＴＴビジネスソリューションズの「αCTI 通話・料金管理システム」を導入。劇的な効率化を実現した。

導入背景

各入居者への通話料金請求管理業務を効率化したい

英水苑様は、老人福祉法に基づくケアハウス（軽費老人ホーム）で、50名が入居している。各居室で使用される電話代は利用者負担となっており、毎月、通話料金の請求管理業務が発生する。

各入居者への通話料金請求は、既存のホテルシステムを活用。月初めに1室ずつチェックイン状態にし、月末にチェックアウト状態にすることで、1カ月分の通話料金がレシートとしてプリントアウトされる。しかし、一度チェックアウトボタンを押すと、その居室の通話情報はリセットされるため、印刷の途中で紙詰まりやインク切れなどが起こると、請求すべき金額が分からなくなり、請求ができなくなるという問題が生じていた。

また、印刷中に紙詰まりなどが起きないようにプリンターの前に張り付いていなければならず、さらに、出力したレシートの情報を50件の請求書に転記する作業が発生し、請求書の作成には1日を要していた。

選定理由

煩雑だった請求業務が驚くほど簡単に

英水苑様は、光回線を導入し電話機を更改した際、「通話料金の請求管理業務に困っている」とＮＴＴ西日本の営業担当者に相談した。

ＮＴＴ西日本の営業担当者は、ＮＴＴビジネスソリューションズが開発した電話料金簡易管理ソフト「αCTI 通話・料金管理システム」を提案。システム内容をより理解してもらうため、ＮＴＴビジネスソリューションズの技術者を伴ってデモを実施した。

生活相談員、北野正和統括主任は「あれほど手間の掛かっていた請求書の作成が『こんなに簡単にできるのか』と驚くとともに、『このシステムならこれまでの悩みを全て解決できる』とすぐに導入を決めました」と話す。

導入効果

ボタン一つで簡単に請求書を作成。通話明細の提供も可能に

請求書作成業務が劇的に効率化

「αCTI 通話・料金管理システム」の導入により、以前は1日がかりで行っていた50件分の請求書作成は、システム内のボタンを押せば5分もかからずに済むようになったという。

また、従来のシステムでは、通話の内訳は通話回数しか把握できなかったが、「αCTI 通話・料金管理システム」では詳細な通話履歴の管理が可能であるため、入居者から要望があれば通話明細をすぐに提供することもできるようになった。

「もし入居者が『こんなに使ったかな？』と疑問に思っても、いつ・どの番号に・何分かけたかがはっきりと分かる通話明細を提供することができるので、入居者の皆さんに安心して電話を使ってもらえるようになり、とても助かっています」と、北野統括主任はそのメリットを説明する。

今後の展望

入居者と家族との交流を深めるICTに期待

小松営業担当（左）とケアハウス グリーンライフ英水苑の北野統括主任（右）

英水苑様では日々、さまざまな行事が行われ、入居者の生活に彩りを添えている。週末には入居者の家族が多数訪れ、一層にぎやかさを増す。「施設というより、おじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに来るような感覚のようです」
（北野統括主任）

ただ、中には離れた家族や友人などに電話をかける機会の多い入居者もいるという。「テレビ電話などがもっと気軽に利用できるようになれば、遠方に住むお孫さんなどともリアルなコミュニケーションが取れるようになり、より心豊かに、安らぎを持って、その人らしく笑いのある生活が送れるようになるのではないでしょうか」と、北野統括主任はICTの可能性に期待を寄せている。

その人らしく、笑いのある豊かな老後を提供する

ケアハウス グリーンライフ英水苑

特徴	緊急医療機関として対応できる県立総合医療センターに隣接。 敷地内に 天然温泉が湧出し、大浴場や展望露天風呂も楽しめる。
開設	1999年11月
所在地	三重県四日市市大字日永5530-23
URL	http://eisuikai.jp/

導入実績

1. ※ 本導入実績はAQStage αNX 料金管理システム（旧タイプ）のものです。