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AI スピーキング分析ツールのトライアル実施について

2022年02月09日
NTTビジネスソリューションズ株式会社

NTTビジネスソリューションズ株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 上原 一郎 以下、NTTビジネスソリューションズ)は、英会話学習者の発話内容を多面的に分析・評価結果をフィードバックするAIスピーキング分析ツール※1(以下、英語発話分析ツール)の開発に成功し、その実機を使ったトライアル(以下、本トライアル)を実施いたします。

  • ※1 NTTビジネスソリューションズ株式会社および西日本電信電話株式会社連名で特許出願中

1.取組の背景

 経済活動のグローバル化や日本企業の海外進出が進む中、英語で自身の考えを的確に伝えるための英語力およびコミュニケーション能力向上の重要性がますます高まっています。しかし、日本人の英語スピーキング力については世界でも下位に低迷しております※2。このような中、ロケーションフリーで気軽に英会話のレッスンを受講できるオンライン型スクールでの英語学習の需要が高まっています。

  • ※2 (出典)TOEFL iBT®「Test and Score Date Summary 2019」

2.英語発話分析ツール開発とトライアル実施について

(1)実施概要

 NTTビジネスソリューションズは、新たな学びの世界を具現化するスマートラーニングの取り組みとして英会話学習者へのアンケートやヒアリングを通じ、「自分の発話内容の振り返りが不十分で効果的な復習ができていない」、「学習効果を客観的に把握できない」といった英会話学習における課題を把握しました。このような課題を解決するためAIを用いた英語発話分析ツールの開発に着手しました。同時に、教育機関や個人向けのオンライン英会話学習サービスを提供する株式会社QQ Englishにおいて英語発話分析ツールを用いた本トライアルを実施します。

(2)実施期間

2022年2月1日(火)~2022年3月31日(木)(予定)

3.英語発話分析ツールが提供する価値について

 英語発話分析ツールは、学習者の発話内容を8項目で分析・評価して数値化し、ダッシュボードで結果を確認できます。さらに、評価項目ごとの詳細分析結果から発話内容の正確性、統語的複雑性、語彙的複雑性、流暢性などを分析すると同時に、改善のためのアドバイスを提示します。例えば、正確性においては文法の誤りや言い換えなどを提示します。また、正しい発音と自身の発音とを比較してどの音が正確に発音できているかを確認して繰り返し練習することも可能です。このように学習者自身で客観的な評価に基づく振り返りを行い、多面的、定量的に強み・弱みを把握した上で復習することにより、効果的な学習サイクルの実現をサポートします。

4.英語発話分析ツールの主な特長

  • 発話内容が「正確性」「統語的複雑性」「語彙的複雑性」「流暢性」の4つの観点、8項目で分析され、ダッシュボードで結果を可視化することができます。
  • 詳細分析結果画面では、発話内容がテキスト化され、各分析項目の振り返りができます。
  • 過去の分析結果が蓄積され、結果の推移をグラフで振り返ることができます。

【分析結果表示イメージ】

newsrelease20220209_englishqq_01.png

【利用イメージ】

newsrelease20220209_englishqq_02.png

5.今後の展開について

 NTTビジネスソリューションズは、本トライアルを通じて英語発話分析ツールによる学習効果の検証・改善を行い、事業化の検討を進めます。そして、語学教育機関や学校、企業などへ幅広く提供することで学習者の抱える課題を解決できるよう取り組んでまいります。

6.本件に関するお問い合わせ先

NTTビジネスソリューションズ株式会社
スマートラーニング事業部(古谷 山中 太田 勝又)
e-mail:smart-learning-info@west.ntt.co.jp

  • ※お問い合わせの際はメールアドレスをお確かめのうえ、お間違いのないようお願いいたします。

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。