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水管橋点検業務DXトライアルの実施について

(報道発表資料)

2022年03月01日

神戸市水道局
NTTビジネスソリューションズ株式会社

神戸市水道局(神戸市水道事業管理者:山本 泰生)とNTTビジネスソリューションズ株式会社(代表取締役社長:上原 一郎 以下、NTTビジネスソリューションズ)は、水管橋の「ドローンによる撮影、AIを活用した画像解析」に関する点検業務DXのトライアル(以下、本トライアル)を共同で実施いたします。

1.背景

 昨年10月に和歌山県で発生した水管橋の崩落事故を受け、全国的に水管橋等における定期点検の重要性が再確認されています。神戸市水道局でも異常個所の早期発見と事故防止を図るために巡視・点検の強化を進めています。

 現在、神戸市水道局の橋梁添架設備の点検業務においては、目視による確認が中心で、目視では不可視部分もあることから、ドローンなどを用いて点検を強化するよう進めております。また、点検者のスキル・ノウハウに依存しない点検業務の標準化をめざしDX化(デジタルトランスフォーメーション化)を推進しており、このたび、NTTビジネスソリューションズと共同で本トライアルを実施することになりました。

2.概要

 本トライアルでは、神戸市内の水管橋等橋梁添架設備のうち、2橋梁についてドローンにより撮影した画像・動画を用いて設備点検を実施し、有用性について確認します。

 また、画像・動画を基にした錆等の変状の確認と従来の目視点検と比較した場合の精度や業務効率化の比較検証を行います。今回の検証では、橋梁に添架している通信管路向けに用いられているAIを使用し、AIにより判定された結果の解析(AIの解析の良し悪しの判断等)、AIの水道設備への適応範囲の見極めもあわせて実施します。

【イメージ図】

newsrelease20220301_kobedrone.png

3.本トライアルにおける各者の役割

神戸市水道局

  • フィールドの提供及び有用性の検証

NTTビジネスソリューションズ

  • ドローンによる橋梁添架設備点検の実施
  • AIを活用した画像解析の実施

4.本トライアル実施期間(予定)

2022年3月1日~2022年3月31日

5.今後の展開

 本トライアルの効果検証結果に基づき、安心で持続可能な社会インフラを築くため、更なる点検業務の効率化に資するDX化を協働で推進してまいります。

6.参考

対象橋梁及びポイント

  • 御影大橋(東灘区御影本町1丁目):水管橋長 約32m
    道路橋下部に添架されており、管体上部の目視が困難な箇所あり
  • 常本橋(西区平野町常本):水管橋長 約84m
    道路橋横に添架されており、橋梁からの目視が困難な箇所あり

7.本件に関するお問い合わせ先

NTTビジネスソリューションズ株式会社
スマートインフラ・エネルギー事業部 岩田・松田
TEL:06-6335-9327
(平日:9時~17時30分/土日祝および年末年始を除く)

  • ※電話番号をお確かめのうえ、お間違えのないようお願いします。
Email: water_solution@west.ntt.co.jp

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。