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AIロボティクスプラットフォームの提供開始
~ugo社とのOEM契約を締結~

(報道発表資料)

2025年10月27日

NTTビジネスソリューションズ株式会社
ugo株式会社

 NTTビジネスソリューションズ株式会社(代表取締役社長:木上 秀則、以下、NTT BS)と、ugo(ユーゴー)株式会社(代表取締役CEO:松井 健、以下、ugo)は2023年12月21日にNTT西日本株式会社と発表※1した協業に関する基本合意を経て、この度協業事業化に向けたプラットフォームのOEM契約を締結し、AIロボティクスプラットフォームの提供を2025年12月15日(月)に開始します。

【サービス概要】

サービス概要

1.背景と目的

 労働力不足はあらゆる業界で顕在化しつつあり、少子高齢化に伴ってその傾向はさらに加速すると見込まれています。こうした社会課題の解決に向け、NTT BSはugoとともに複数ロボットの協調実証を進め「ugo Platform」※2をベースとしたプラットフォームを提供します。

 本取り組みを通じて、深刻化する労働力不足という社会課題の解決と、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

2.特長

 本プラットフォームは、ロボットプラットフォームの基本機能に加え、AIが現場で実際に動き出す『フィジカルAI』の社会実装を見据えた中核基盤です。
NTTが開発した日本語特化型大規模言語モデル「tsuzumi」※3をはじめとする複数の生成AIを活用し既存業務の改善・最適化を実現する機能など、さまざまな業種業態でロボットをより効果的に利用するための機能を提供いたします。

さらに本プラットフォームは、ロボットを現実世界のインタフェースとして位置づけ、ロボットから取得できるさまざまなデータを集約・解析します。これら現場のデータとAI技術を掛け合わせることで、リアルタイムに「見て・理解し・動く」高度な意思決定を可能にし、ロボットに対して『フィジカルAI』を提供していく予定です。Sense(知覚)―Plan(計画)―Act(実行)のループを現場で自律的に高めることで、ロボットは"使うほど気が利く"存在へと進化します。

【AIロボティクスプラットフォームの特長】

AIロボティクスプラットフォームの特長

3.提供開始時期

 2025年12月15日(月)(予定)

4.今後の展望

 本契約に基づき、複数メーカーのロボットを統合管理し、遠隔運用保守を可能にするAIとロボティクスを融合した『フィジカルAI』社会の実装に向けて、さらなる検討を進めてまいります。

5.代表挨拶

●ugo株式会社(代表取締役CEO 松井 健)

このたびNTTビジネスソリューションズ株式会社と、当社「ugo Platform」を基盤としたAIロボティクスプラットフォームのOEM契約を締結できましたことを大変光栄に存じます。人・複数ロボット・多彩なAIとの連携による協調運用や遠隔・自動化を"当たり前"にし、深刻化する労働力不足の解決と現場DXを加速します。
NTT西日本グループの総合力と掛け合わせ、早期の提供開始と社会実装を実現してまいります。

ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健

●NTTビジネスソリューションズ株式会社(代表取締役社長 木上 秀則)

私たちは、AIロボティクスプラットフォームを通じて、人とロボット、さらにはロボット同士の最適な協働を実現し、労働力不足という社会的課題の解決に取り組むとともに、AIの力で新しい世界を切り拓いていきます。地域に根ざした多様なロボットの協調環境を整え、あらゆる産業分野のDXを加速させることで、技術開発と社会実装を着実に進めていきます。NTT西日本グループの総合力を結集し、社会と地域に新たな価値をお届けできるよう、挑戦を続けてまいります。

NTTビジネスソリューションズ株式会社 代表取締役社長 木上 秀則

6.本件に関する問い合わせ

NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 DXプラットフォーム部門 IoTビジネス担当(藤森・土川)
MAIL:

ugo株式会社
広報担当(羽田・荒木)
MAIL:

  • ※お問い合わせの際は、メールアドレスをお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。
  • ※1 報道発表資料 https://www.ntt-west.co.jp/news/2312/231221a.html
  • ※2 ロボット統合管理プラットフォーム「ugo Platform」とは
    「ugo Platform」は、クラウド上で複数台のロボットを統合管理するプラットフォームです。遠隔操作やノーコードによる自動化(Flow)を直感的に構築できるほか、巡回や業務記録を基にしたレポート自動生成、通知サービス(メール・Slack・SMS)、マップエディタ、ポーズエディタ、IoTセンサー連携、AI Toolbox、時系列データ記録、外部システムとの連携も、すべて簡単な操作で実現できます。さらに、エレベーターを活用したフロア移動機能(工事不要のレトロフィット方式あるいはビルOS連携方式)も備え、現場業務の高度な自動化と効率化を推進します。
    https://ugo.plus/function/
  • ※3 「tsuzumi」は、NTT株式会社が開発した大規模言語モデルです。日本語の処理性能を重視し、独自の大量のテキストデータを使って学習された言語モデルになります。tsuzumi2については今後の対応を検討予定となります。
    https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html
  • ※4 「ChatGPT」はOpenAI の商標です。
    本サービスには「ChatGPT」のサービスの一部を利用しています。

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。