地域の有機資源循環を加速させる
「汚泥肥料化パッケージ」を新たに提供開始
ニュースリリース
地域食品資源循環ソリューション
(報道発表資料)
2025年12月16日
NTTビジネスソリューションズ株式会社
株式会社ウエルクリエイト
NTTビジネスソリューションズ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:木上 秀則、以下、NTTBS)と株式会社ウエルクリエイト(本社:福岡県北九州市、代表取締役:松尾 康志、以下、ウエルクリエイト)は、地域食品資源循環ソリューション※1の新たなメニューとして、食品工場などの排水処理過程で発生する汚泥を肥料として活用する「汚泥肥料化パッケージ」の提供を2025年12月18日(木)より開始いたします。
- ※1 地域食品資源循環ソリューション
https://www.nttbizsol.jp/service/foodwaste-recyclingsolution/
1.背景
NTTBSとウエルクリエイトは、食品工場で発生する食品残渣を堆肥化する「地域食品資源循環ソリューション」にて、食のサプライチェーンにおける廃棄物削減と資源循環の両立に貢献してまいりました。
地域食品資源循環ソリューションを提供する中で、工場で大量に発生する含水率の高い汚泥について、処理コスト増大についての相談や資源循環の要望をいただいております。
食品加工工程で発生した汚泥は、窒素やリンなどの成分が安定しており、重金属などの不純物が混入していない良質な資源となります。この汚泥を肥料として農業に活用し、更なる廃棄物削減と資源循環の実現をめざします。
2.パッケージの概要
NTTBSとウエルクリエイトでは、従来の汚泥処理を産業廃棄物型から資源循環型へ切り替える「汚泥堆肥化パッケージ」を提供開始します。
本パッケージでは汚泥処理フローの可視化と最適化、汚泥成分の分析、重金属含有検査、肥料登録手続きの代行、乾燥肥料の買い取り、さらに近隣の契約農家・農協・農業法人などへの販売までを一貫してサポートします。肥料販売においては、世界情勢の不安定化による肥料価格が高騰している課題に対応し、品質の高い肥料を農家へ直接提供するだけでなく、農家のニーズに合わせて、地域食品資源循環ソリューションが保有する食品残渣堆肥等と混合した肥料製造などのサービスも予定しています。

図1 地域食品資源循環ソリューション「汚泥肥料化パッケージ」資源循環イメージ
3.提供開始日
2025年12月18日(木)
4.提供ユーザと提供内容・料金
■提供ユーザ
- 食品加工工場、食品関連会社など
■提供内容
- 汚泥処理フローの可視化と最適化
- 汚泥乾燥機および周辺機器(脱臭装置、搬送装置など)の提供
- 乾燥汚泥の成分分析、肥料登録サポート
- 乾燥した肥料の買取と販売(※乾燥後の資材が肥料登録できる場合)
■提供料金
- お客さまのご要望や環境により異なるため、営業担当者にお問い合わせください
お支払いプランとして、以下2パターンをご用意
7年定額プラン・・・ランニングコストのみ(初期費用不要)
一括販売プラン・・・初期費用(機器一式)+ランニングコスト

図2 「汚泥肥料化パッケージ」提供フロー
5.提供エリア
全国
6.今後の展開
NTTBSとウエルクリエイトは、排水施設から排出される汚泥を「資源」として捉え、IoTやAIの技術を用いた排水処理の機械化・自動化により、処理フローの改善や処理効率向上をめざします。これにより、排水処理過程で発生するコストの大幅な削減を実現し、汚泥肥料の品質向上と資源循環の拡大にチャレンジしていきます。
7.本件に関するお問い合わせ先
NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 ソーシャルイノベーション部門(徳島、中西)
e-mail:
- ※お問い合わせの際は、メールアドレスをお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。