ICTで経営課題の解決に役立つコラムを掲載
非管理職女性の約7割が「女性活躍」に疲れを実感
〜無意識の偏見に気づき、"コミュニケーションの質"を問う時代に〜

NTTビジネスソリューションズ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:木上秀則)は、女性活躍推進の取り組みがある企業に勤める、30〜40代の非管理職(係長・課長補佐・主任・リーダー)の女性120名を対象に、女性活躍推進における「女活疲れ」に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

- 01|女性活躍推進により、非管理職女性の約7割が「疲れやプレッシャー」を実感、「成果への過度な期待」「お手本不在」が主な要因に
- 02|約6割が、上司や同僚から性別を意識した発言を経験、「女性らしさ」や「結婚・出産の予定」など無意識バイアスの温床が明らかに
- 03|上司との対話に満足は約7割も、支援への期待は「コミュニケーションの質改善」などに集中し支援ギャップが顕在化
調査概要
- 調査名称:女性活躍推進における「女活疲れ」に関する意識調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2025年7月28日〜同年7月30日
- 有効回答:女性活躍推進の取り組みがある企業に勤める、30〜40代の非管理職(係長・課長補佐・主任・リーダー)の女性120名
- ※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
- 情報の出典元として「NTTビジネスソリューションズ株式会社」の名前を明記してください。
- ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.nttbizsol.jp/service/karafuru-ai/
80.8%が、現在の仕事に対して「自分ならできる」という自信あり
「Q1.あなたは、現在の仕事に対して「自分ならできる」という自信をどの程度持っていますか。」(n=120)と質問したところ、「とてもある」が23.3%、「ややある」が57.5%という回答となりました。

- とてもある:23.3%
- ややある:57.5%
- あまりない:16.7%
- 全くない:2.5%
会社の「女性活躍推進」という方針・期待に、約7割が「疲れ」を実感
「Q2.会社の「女性活躍推進」という方針・期待に、疲れやプレッシャーを感じることがありますか。」(n=120)と質問したところ、「とてもある」が16.7%、「ややある」が49.2%という回答となりました。

- とてもある:16.7%
- ややある:49.2%
- あまりない:28.3%
- 全くない:5.8%
疲れやプレッシャーを感じる理由、「男性と同等以上の成果を求められるプレッシャーがあるから」が38.0%で最多
Q2で「とてもある」「ややある」と回答した方に、「Q3.疲れやプレッシャーを感じる理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=79)と質問したところ、「男性と同等以上の成果を求められるプレッシャーがあるから」が38.0%、「お手本となる女性管理職・先輩が少ないから」が35.4%という回答となりました。

- 男性と同等以上の成果を求められるプレッシャーがあるから:38.0%
- お手本となる女性管理職・先輩が少ないから:35.4%
- 周囲からの成果への過度な期待があるから:32.9%
- 仕事も家庭もこなす「理想の女性像」を求められているようでつらいから:29.1%
- 昇進や責任ある業務への期待が重荷になるから:29.1%
- 会社の制度と現実のギャップを感じるから:19.0%
- 自分が女性活躍の象徴として見られることに疲れるから:13.9%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:3.8%
「女性の制度のおかげで昇進したと思われたくない」や「そこまで活躍したい訳ではないのに、女性というだけで活躍推進されてしまうから」などの声も
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、疲れやプレッシャーを感じる理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=76)と質問したところ、「女性の制度のおかげで昇進したと思われたくない」や「そこまで活躍したい訳ではないのに、女性というだけで活躍推進されてしまうから」など76の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 男性と体力が同等じゃなくても同等の業務量、質をこなさないといけないから。
- 女性の制度のおかげで昇進したと思われたくない。
- 期待と実績とのギャップは埋めようがなくストレスが溜まっている。
- 経営陣に女性がおらず男性主体の会社で、拘束時間が長く、融通が効きにくいから。
- 逆に女性をあげすぎで嫌。
- 女性だから軽視されていると思う事や出産などでどうしても勤務に支障が出来ること。
- そこまで活躍したい訳ではないのに、女性というだけで活躍推進されてしまうから。
約6割が、上司や同僚から「性別を意識した発言」を経験
「Q5.上司または同僚から、性別を意識した発言(無意識のものも含む)を受けた経験はありますか。」(n=120)と質問したところ、「頻繁にある」が14.1%、「時々ある」が41.7%という回答となりました。

- 頻繁にある:14.1%
- 時々ある:41.7%
- ほとんどない:35.0%
- 全くない:9.2%
性別を意識した発言、4割以上が「女性は細かい作業が得意だから」と業務を振り分けられた経験あり
Q5で「頻繁にある」「時々ある」と回答した方に、「Q6.性別を意識した発言を受けた内容として当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=67)と質問したところ、「『女性は細かい作業が得意だから』と業務を振り分けられた」が44.8%、「『結婚・出産の予定はあるか』と聞かれた」が35.8%という回答となりました。

- 「女性は細かい作業が得意だから」と業務を振り分けられた:44.8%
- 「結婚・出産の予定はあるか」と聞かれた:35.8%
- 「女性らしい視点で」と性別を前提とした期待をされた:31.3%
- 「女性管理職として期待している」とプレッシャーをかけられた:25.4%
- 「家庭と両立できるか心配」と配慮された:17.9%
- 「女性だから重要な仕事は難しいかも」と言われた:11.9%
- 「女性なのに頑張っているね」といった褒め方をされた:16.4%
- 「最近の女性は強い」と一般化された:13.4%
- その他:0.0%
- わからない/答えられない:3.0%
性別を意識した発言を受けた際、6割以上は「特に何もせずに受け流す」対応
Q5で「頻繁にある」「時々ある」と回答した方に、「Q7.そのような発言を受けた際、どのように対応することが最も多いですか。」(n=67)と質問したところ、「特に何もせずに受け流す」が61.3%、「後日、本人に個別に伝える」が14.9%という回答となりました。

- その場で指摘・反論する:10.4%
- 特に何もせずに受け流す:61.3%
- 後日、本人に個別に伝える:14.9%
- 第三者(人事\や上司など)に相談する:11.9%
- 同僚や友人に話す:0.0%
- その他:1.5%
約7割が、上司との1on1などの相談対応に「満足」
「Q8.あなたは、上司との日常的な対話や相談対応(1on1、声かけ、フィードバックなど)にどの程度満足していますか。」(n=120)と質問したところ、「非常に満足している」が10.8%、「やや満足している」が57.5%という回答となりました。

- 非常に満足している:10.8%
- やや満足している:57.5%
- やや不満である:25.0%
- 非常に不満である:6.7%
上司に期待したいサポート、「コミュニケーションの質を客観的に見直す仕組みを取り入れてほしい」や「性別に関係なく能力を正当に評価してほしい」など
「Q9.今後、上司に期待したいサポートや行動があれば教えてください。(複数回答)」(n=120)と質問したところ、「コミュニケーションの質を客観的に見直す仕組みを取り入れてほしい」が35.0%、「性別に関係なく能力を正当に評価してほしい」が30.8%という回答となりました。

- コミュニケーションの質を客観的に見直す仕組みを取り入れてほしい:35.0%
- 性別に関係なく能力を正当に評価してほしい:30.8%
- キャリア形成について具体的なアドバイスをしてほしい:29.2%
- 働き方の多様性を理解し、柔軟に対応してほしい:26.7%
- 成長できる挑戦的な業務を任せてほしい:17.5%
- 発言の傾向や偏りについて振り返る機会を設けてほしい:15.0%
- 定期的な1on1で悩みや相談を聞いてほしい:6.7%
- その他:0.8%
- わからない/答えられない:9.2%
まとめ
今回は、女性活躍推進の取り組みがある企業に勤める、30〜40代の非管理職(係長・課長補佐・主任・リーダー)の女性120名を対象に、女性活躍推進における「女活疲れ」に関する意識調査を実施しました。
まず、現在の仕事に対する自信については、80.8%が自信を持っている一方で、会社の「女性活躍推進」という方針・期待に対しては65.9%が疲れやプレッシャーを感じていることが明らかになりました。その理由として「男性と同等以上の成果を求められるプレッシャーがあるから」(38.0%)が最も多く、次いで「お手本となる女性管理職・先輩が少ないから」(35.4%)、「周囲からの成果への過度な期待があるから」(32.9%)が挙げられました。また、上司や同僚から性別を意識した発言を受けた経験は約6割にものぼり、その内容として最も多かったのは「女性は細かい作業が得意だから」と業務を振り分けられた(44.8%)でした。このような発言に対して61.3%が「特に何もせずに受け流す」と回答しており、声を上げづらい職場環境の実態が浮き彫りになりました。一方で、上司との日常的な対話については68.3%が満足しているものの、今後期待したいサポートとして「コミュニケーションの質を客観的に見直す仕組みを取り入れてほしい」(35.0%)が最多となり、現状の満足度と改善ニーズのギャップが明らかになりました。
今回の調査では、女性活躍推進の取り組みが「女活疲れ」という新たな課題を生み出している実態が明らかになりました。多くの女性が仕事への自信を持ちながらも、「女性だから」という前提での期待や、悪意のない無意識の偏見にさらされ、それらを受け流さざるを得ない状況に置かれています。特に注目すべきは、性別を意識した発言の多くが、相手に悪意がないからこそ指摘しづらく、結果として女性側に見えない負担を強いている点です。企業が真の女性活躍を実現するためには、管理職が自身の発言や行動の傾向を客観的に振り返り、より質の高いコミュニケーションを実現するための具体的な仕組みやツールの導入が求められているのではないでしょうか。
対話型AIツールを使って隠れた「バイアス」に気づき、多様性のある組織づくりを継続的にサポートする「karafuru AI(カラフルAI)」

職場における様々な1on1のシチュエーションについてAIと対話。自分の言葉で記述した「自分ならどう対話するか」に対して、AIによるフィードバックと専門家のアドバイスをすぐに確認できるので、自身のコミュニケーションの振り返りに活用することでスキルの向上が見込めます。
また、組織全体の回答結果を分析することで、ダイバーシティ経営の推進に向けた指針や戦略の策定にも役立ちます。
詳しくはこちら:https://www.nttbizsol.jp/service/karafuru-ai/
会社概要
会社名 :NTTビジネスソリューションズ株式会社
設立 :平成25年10月1日
代表者 :代表取締役社長 木上秀則
所在地 :大阪府大阪市北区大深町3番1号
事業内容:ビジネスユーザーに対する情報通信システムの提案、構築、サポート等業務
URL :https://www.nttbizsol.jp/
本件に関するお問い合わせ先
NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 ソーシャルイノベーション部門 社会基盤ビジネス担当 宮崎、森﨑、真鍋
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